226事件と515事件の違いは?太平洋戦争へ繋がる背景もわかりやすく説明!

太平洋戦争が起きる前の日本の情勢と、現在の日本の情勢はとても似ている。

左翼思想の方々はよくこう話します。

だからこそ、あの忌まわしい戦争を起こさないために、反政府運動をし権力の一極集中化を阻止し、戦争のない平和な暮らしを継続させる。そうした考えのもと左翼の方は動いています。

一方で、右翼の方々は、あの忌まわしい戦争が二度と起きぬように、自国の防衛戦線をしっかりと張り、侵略戦争をされない国造りをしていく。そうした考えのもと動いています。

では戦前の日本の情勢はどの程度、現在の情勢と似通っていたのでしょうか。

ぶったぎり君

最近個人的に感慨深いところがある”左翼”と”右翼”の思想の違いからの戦争観について考えてみたいと思うよ。

まなぶ君

政治的イデオロギーの違う人たちが相まみえることはないそうです。

ぶったぎり君

そうだね、同じ事実を違う視点で捉えてるってんで交わることはまぁ難しいだろうね。

まなぶ君

今回は戦前の昭和に起きた「226事件」と「515事件」を見ていくのですね。

ぶったぎり君

そうそう、教科書とかで一瞬習うけど数字だけ覚えている程度で、内容はよく覚えていないし分からなかった人も多いと思うんだよ。なんか戦前のイカ〇た若者がやばいことをした!みたいな印象しか残ってない人多いんじゃないかな。

あとは友達の誕生日が意外と2月26日や5月15日にいたりしなかった!?

まなぶ君

そ、そうですね。

友達の誕生日はわからないですけど、印象としてはそのような形です。

ぶったぎり君

簡単にいくと「226事件」と「515事件」は同じような呼ばれ方をしているけれど、全く関係のない事件同士みたいだよ。

まなぶ君

そうなんですね。年代も同じようですし教科書での写真も同じような人々が写ってるのでごっちゃになり、意味不明でしたので、ことごとく簡単に説明おねがいします。

ぶったぎり君

”ことごとく簡単”に!?

(すごいお願いの仕方だな・・。)

まなぶ君

さぁ、始めてください!

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515事件

(出展:Wikipedia)

時系列でいきますと、515事件が起き、その4年後に226事件が起きています。

五・一五事件

当時の総理大臣であった「犬養毅」が、海軍の青年将校たちに暗殺された事件

●1932年5月15日、首相官邸応接室にて、”前”総理大臣へ不満を持っていた海軍の青年将校が、犬養総理を銃で射殺したもの

暗殺までの経緯

①犬養総理の前の総理である”若槻禮次郎”総理の政策への不満が国民の中で溜まっていた(緊縮政策で国民貧困)

②その中でも陸軍や海軍の”軍人たち”の不満はより一層強かった(世の中は第一次世界大戦の反省から世界的に軍縮的な政策がとられていたので、軍人たちにとっては思わしくないものだった)

③そうした中、選挙で”若槻禮次郎”総理率いる民政党は大敗。新しく”犬養毅”総理大臣が誕生

④軍人にとって不満の対象だった若槻総理が退陣し一件落着かと思いきや、不満を発散できなかった海軍の青年将校(二十代前半で少尉や中尉となった将校)らが、不満の矛先を新しい総理の犬養総理に向け、官邸に乗り込み暗殺した

⑤暗殺した海軍青年将校は誰一人として刑罰が科されなかった。当時の政党政治の腐敗に対する将校たちに対する”助命嘆願運動”が巻き起こり、暗殺をした将校たちへの判決は軽いものとなった

まなぶ君

・・・。

ぶったぎり君

犬養総理にとってはとんでもなくいい迷惑だったろうね。

まなぶ君

外でストレスためて帰ってきて、奥さんや家族に当たるダメ夫みたいなノリですね。

ぶったぎり君

むしろ不満の一番の対象の若槻総理がいなくなった時点で、終わってた話だよね・・。

 

226事件

(出展:Wikipedia)

それでは、226事件はどういった事件だったのでしょう。

二・二六事件

●昭和天皇の周りの政治家たちが、陸軍の青年将校たちによって殺害された事件

●1936年2月26日から29日までの間、「昭和天皇を崇拝する陸軍の青年将校たちが、天皇は周りの政治家に都合のいいように動かされている、昭和天皇が自ら政治をしてくれれば不景気も解消されるはず」、そういった理由で昭和天皇の”周りの政治家たち”を”悪い政治家”だと決めつけ殺害したもの

暗殺までの経緯

①大前提に日本はかなりの不景気だった

②そんな中、陸軍の中でも昭和天皇を崇拝する人達(皇道派)という考えを持っている人が多かった

③皇道派は2月26日から29日までの間、各地で”多くの政治家たち”を殺害し、昭和天皇に対し「自ら政治をしてほしい」と懇願した

④昭和天皇が自らの手で政治をしてくれることにより、日本は生まれ変わり、景気も改善され豊かになれると期待した陸軍の青年将校たちによって起こった

⑤殺害の首謀者である陸軍青年将校や民間人、計17名が処刑された

まなぶ君

こ、こちらは勘違いでの殺害ですね・・。

まなぶ君

なんかさ、今現在中東とかで起こってるクーデターみたいなものがガンガンやられていた時代なんだね。

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太平洋戦争突入の背景

この二・二六事件からの流れが「太平洋戦争」に繋がったとする見解が多く見受けられます。

もっとさかのぼれば、

515事件で海軍青年将校が総理を暗殺したにも関わらず、国民の署名運動などもあり、首謀者はみな軽い罪に問われる程度

その結果を受け「また同じような殺害を起こしても国民の支持を受けられて軽い罪程度で済むんじゃね?」という空気で青年将校たちが226事件を起こす

こりゃもう軍人と内閣(政府)が離れていると統率きかないな、という空気から軍の内閣(政治)介入がなされる

これで一気に日本のファシズム化(権力で労働者階級を押さえ、外国に対しては侵略政策をとる独裁制)が加速し、太平洋戦争へと突入していく

まなぶ君

現代では「シビリアンコントロールがぁぁああーー!!」とかよく野党が言ってますが、あの時代は、国内情勢的な流れで軍の政治介入をしていったのですね・・。

ぶったぎり君

時代が変われば、やり方もそれに合わせて変えていかなければいけない。まさにそういった”変化に対応してバランスをとっていく柔軟性”の大切さを教えてくれる歴史が515事件と226事件にはある気がするよ。

まなぶ君

その時代、その時代で「良い」とされる物事は変わっている。ここをしっかりと押えることで「憲法改正」議論なども見えてきそうな気がします。

ぶったぎり君

戦前に行われたたくさんの政治的事件は国内の不景気によって必然的に起こっていたってのも興味深いよね。平和を愛する左翼も、”権力一極集中が悪!だからとりあえず批判!”の一辺倒ではなくて、まず日本経済がどうすれば安定的でゆるやかな好景気でいられるか?そこを運動の根幹にしないと、継続的な平和は訪れないよ。

まなぶ君

そう考えると今の左翼活動家の運動は少しずれているようにも感じます。

226事件はまさに”思想のズレ”が巻き起こしている事件でしたから、”ズレ”たまま活動が促進することが一番怖い結果を生み出してしまうのではないかとも思います・・。

 

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