AI面接官は中小企業採用でメリット?デメリット?【現役人事担当者が語る】

AI(人工知能)の進化と共に企業の業務負担軽減が進んでいます。

大企業の採用活動では「AI面接官」なるものも登場しています。

わずらわしい書類選考や1次面接をAIが行い、業務負荷を大幅に減らしてくれ、さらには採用の精度を高めてくれるというものです。

おどろき君

膨大な数の新入社員を雇えるような大企業だったら、こんなにうれしいことはないですね~!

しかし、そんなに数がいない中途採用者の選考にもこのAIの活躍所はあるのでしょうか~!

あるある君

世の中の大半が中小企業なんですから、中小企業とAIの今後が一番気になりますね~。

新卒採用と中途採用では、同じ採用でもかなりの違いがあります。

それぞれに対するAIとの親和性がどれだけなのか見ていきます。




 

 

新卒採用

AIの親和性

新卒採用に関してのAIとの親和性は抜群です。

大企業ともなると、その応募人数は膨大です。

応募者一人ひとりの履歴書に目を通していくかわりに、履歴書の文面から自社の求めている人間性にマッチングする人材を選抜できます。

その中からさらに、過去から現在までの採用者・不採用者のデータを元に、自社で活躍している人材のイメージにマッチングしている応募者だけを抽出できるのです。

応募者が2000人いたとしても、この時点で1/10ほどにはなっているはずですから、200人まで絞れます。

これだけでも相当な業務効率です。

そして何よりも面接官は人間です、疲れてきたり採用に焦ってきたりすると、採用基準がぶれてきます。

AI面接官なら、こうした人間の弱点を補ってくれるのも重要なポイントですね。

 

新卒採用の難しさ

新卒採用の難しさは、ズバリ「みんな大差ない。」という点にあります。

キャリアシートに書くフレーズも「責任感」「主体性」「協調性」など大まかなアピールフレーズは決まっています。あとはどれだけキャリアシートを埋めているかとか、文章に重みがあるかとかでの選別が一番大きい所です。

その辺りを踏まえると、同じような人材は選別してくれるAIの力はかなり頼りがいがあるものだとは思いますが、人間の直感を入れられないのが難点です。

 

中途採用

AIとの親和性

中途採用の場合は、そもそも応募者数が少ないです。

という事は、AIで自社とのマッチング検索をしてしまうと、面接に行く前に誰も残らないという可能性も大きくなります。

そうなってしまっては本末転倒です。

中途採用の場合は何よりも、応募者側が企業を選別してくるという点があります。

完全失業理率が年々減少している中ですので、現実のパワーバランスは

求職者>企業

となっています。

採用現場でひしひしと感じるのは、求職者の方がめちゃくちゃ強気ということです。

それもそのはず、売り手市場といわれる今の世の中で、求職者からしたら欲しいと言ってくれる企業はたくさんあるのです。

ちょっとでもいいなと思った人材に関しては、面接官の人間性を感じてもらい、「この企業いいなー。」と思っていただかなければいけないのです。

そうなってくると「AI面接官」では力不足です。

たしかにペッパー君みたいなAIが面接官でしたら、

ペッパー面接官

ペッパー面接官です!

求職者

「お、なんかコイツかわいいな!」

と思ってもらえそうですが、実際には入社してもペッパー君とは仕事をしません。ですので求職者は入社後の職場の人間関係が想像できなくなります。

これは中途の求職者にとってはかなりのマイナスです。




 

中途採用の難しさ

選ばれる企業としてみなしてもらわなければならない、この一点に焦点が当たります。

私自身、中途採用に関しては、まず応募者数の確保が難しい現状があります。

この課題をクリアするため、興味をもってくれた人材に職場の見学会を開催しています。

まずは職場を見てもらい、実務のイメージをもってもらう、そして見学会への道中で私自身の人間性を印象的に残し、「こういう人たちを仕事をするなら楽しそうだな。」と思っていただく。

こうした、「人間味」という武器を最大限に活かしたアプローチをして、ようやく面接にきてもらえるようになっています。

AIには中々出来ないポイントです。

ペッパー面接官

ぐぬぬ!

 

総括すると

AI面接官は、あくまでも元々応募者人数が多い、大企業や人気企業であれば大きな業務負担に貢献し、良い人材の採用につながっていくでしょう。

そうではない中小企業において今必要なことは、「振り落とし」ではなく「振り落とされない対策」です。

最後はまだまだ「人間味」が勝負をわける世界!

それが「採用という名の戦場」なのです!

転職したくなる一番の理由・・同僚との人間関係についての記事はコチラ

 




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