豚コレラは食べても大丈夫!でもなぜ食べない?ワクチン接種で揉めた理由は?

江藤拓農林水産相は9月20日、家畜伝染病である「豚コレラ」のまん延を防ぐため、養豚場の豚にワクチンを接種する方針を正式に表明しました。

これで日本は日本は国際ルールで定める「非清浄国」と認定されることが確実なため、今後、豚肉の輸出が難しくなってくることが予想されています。

ただ、農林水産省のHPを見ると、「豚コレラに感染した豚を食べても人体には影響がありません。」と書いてあります。

であれば別に殺処分しなくて、蔓延したままでいいんじゃないんですか!?という疑問が・・

そのあたりどうなんでしょうか。

豚コレラ|人間に感染しないのに食べない理由

何やら考えれば考えるほど頭が混乱してくる豚コレラ問題。

なぜ政府はワクチンを使わない方針を方向転換し、ワクチンを使わなければならない事態だと言い出したのか。

豚コレラに感染した豚を食べても人間が豚コレラにかかるわけではありません。豚コレラは豚にしか影響を及ぼさないのです。

じゃあなぜ豚コレラ感染の豚肉が市場に出回らず、人間が口にすることがないのかというと・・

  • そもそも日本の法律で「豚コレラに感染した豚」を売ってはいけないことになっている

法律で禁止されているからなんですね。

でも、人体に影響を及ぼさないなら禁止にする必要なくね??という疑問が生まれますが、この答えはイタチごっこになってしまうからということ。

というのも、もし豚コレラ感染豚肉が市場に出回った場合、人間の手を介してその肉が他の動物に触れたり口にしたりする可能性がでてきます。

豚コレラは「豚」や「イノシシ」に強力感染するので、日本全国でさらに豚コレラに感染した豚やイノシシが増えてしまうわけです。

そうなると、何が起きるのか??

豚コレラの特徴を農林水産省HPで見てみると、「発熱や全身の出血性病変を特徴とする致死率の高い伝染病」とあります。

要するに、全国各地の養豚場の豚が精肉になる前にバッタバッタと死んでしまうわけです。

豚コレラ|ギリギリまで政府がワクチンを使用せず殺処分したワケ

今年の2月ぐらいから「豚コレラ」は発生しており話題になっていましたが、ワクチンは使わず感染した豚を殺処分することで蔓延防止に勤しんでいました。

しかし、半年後の9月には「もうそんなんしてる場合じゃない!ワクチンを使う時が来た!」と政府は言い出したのです。

「時が来た!」って橋本真也かよ!とか思いつつも、なぜこんな目まぐるしいことになっているかというと2つの悩ましい考えがあるからです・・

  • このまま感染した豚だけ殺処分していても追いつかないくらいの勢いで蔓延し始めている
  • でもワクチンを使って沈静化したところで、「ワクチン使用済み豚」は海外で売れなくなってしまう

要するに、ワクチンで蔓延防止できるけど、そうすると海外で日本の豚が売れなくなってしまう、となると経済的にダメージを受ける。でも、だからといって、このまま蔓延したら、そもそも「売るための豚」が精肉される前にみんな死んでしまう可能性がある・・。

まとめると、

「ワクチンを使うことで売れなくなる経済的ダメージ」と、「このまま蔓延を放っておくことで売る豚がいなくなってしまう経済的ダメージ」を天秤にかけていた結果、今回の判断、すなわち「しのごのいってられない!そもそも売る豚自体が激減してしまっては話にならない!ワクチン投与や!」となったわけです。

豚コレラ|対応は遅い方だったのか?

といった事柄を考えていくと、今回の政府の対応が遅かったのか否かについて、なんとも言いようがない気がしています。あくまで養豚素人の考えですが・・。

そもそも「養豚」をしている理由は豚が可愛いから飼育している、というわけではありません

あくまで最終的に「豚肉」という製品化して売って商売をするためです。

そう考えると、「経済的ダメージ」を主軸に考え、対応を決めあぐねていた政府の立ち位置もわからんではないところ。

売れなくなったら「養豚」している意味がなくなり、日本の畜産農家の商売に大きな打撃がでてしまいます・・。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)