児童虐待防止法をわかりやすく!通報で罰則は?問題点は課題で山積み? 

2018年3月、東京都目黒区で虐待によって子供を死亡させたとして、両親が保護責任者遺棄致死容疑で逮捕されました。

こういった事件は後を絶ちません。

日本の現行での法律は、他の先進国と比較して、理不尽な親から子どもを守るという観点から十分ではありません。

日本の伝統でもある「親の躾」や「家庭の不可侵」を重視する思考が返って障壁となり、虐待する親に甘い法律になってしまっているという現状です。

ぶったぎり君

毎年必ず1件はこういった事件が話題になるよね。

まなぶ君

そうですね。私はもっともっと児童虐待への罰則は厳しくするべきだと思います。

ぶったぎり君

自分で生んでおいて、虐待するってなかなか責任感のない行動だと思うんだけど、現実は大変なのかな・・

まなぶ君

大変だから何をやっても良いということでは決してありません。

今回の目黒の事件は行政の対応の仕方も問題になっていますが。

ぶったぎり君

行政は虐待の事実を知ってたってやつだよね。

2回ほど両親に連絡してうんぬん・・ってニュースで見たよ。

まなぶ君

仕事として連絡したから、ノルマ達成ということでよいのであれば、行政はAIに早く一新してほしいものです。

手続きやルーチンワークだけを執り行う業務であれば、AIの方が仕事が早いですし、的確に業務をこなします。

ぶったぎり君

行政としてはそれで逆に両親に訴えられでもしたらめんどくさいから、それ以上深入りしなかったんじゃないか?なんてのも言われているよね。

まなぶ君

「めんどくさい」&「保身」ってことですかね。

人間なのでわからなくもないですが、そうした行政側のリスクもなくしてあげられるような法律にするべきですよ、虐待防止法は・・。

ぶったぎり君

今日はいつになく真剣だね!

まなぶ君て、子供いるんだっけ?

まなぶ君

えぇ。二次元の。

ぶったぎり君

・・・。

〈スポンサーリンク〉


 

 

児童虐待防止法をわかりやすく

「虐待防止法」とはいつ頃できたのか?社会の中で機能しているのか?

見ていきたいと思います。

虐待防止法

●正式名称:「児童虐待の防止などに関する法律」

●2000年(平成12年)5月24日に公布され、同年11月20日に施行

目的

「児童に対する虐待の禁止、児童虐待の予防及び早期発見その他の児童虐待の防止に関する国及び地方公共団体の責務、児童虐待を受けた児童の保護及び自立の支援のための措置などを定める事により、児童虐待の防止などに関する施策を促進し、もって児童の権利利益の擁護に資する事」

 

●2007年(平成19年)6月には、「児童虐待の防止等に関する法律及び児童福祉法の一部を改正する法律」が公布

改正内容

・児童の安全確認などのための立ち入り調査などの強化

・児童虐待を行った保護者が指導に従わない場合の措置

・保護者に対する施設入所などの措置のとられた児童との面会または通信などの制限の強化

 

 

●児童虐待の「児童」とは、「18歳に満たない者」に対する以下の行為と定義されています

児童虐待の定義

・身体虐待

・性的虐待

・心理的虐待

・ネグレクト

 

●児童虐待への対処法としては次のようなものが挙げられます

・通告

・立ち入り調査

・早期発見

・児童虐待を行った親(保護者)に対する指導

これだけ見ると、法律的には整備されているように思えます。

問題は運用の仕方が難しいということ、そこが争点となりそうです。

 

通報で罰則は?

他人が他人の子供の虐待に気づいても通報するには勇気がいりますし、どこかで他人の家族への「内政干渉」への罪悪感もでてきたりします。

しかし、児童福祉法第25条の規定に基づ児童虐待を受けたと思われる児童を発見した場合、全ての国民に通告する義務」が定められているのです。

・児童福祉法第25条(要保護児童発見者の通告義務)

・児童虐待の防止等に関する法律第6条(児童虐待に係る通告)

「義務」って弱いんですよね。別にやらなくても何も罰則は受けない。

今の日本には「権利」と「義務」がしっかりと混在していますが、「権利主張型人間」といわれるような人々が増え、義務を履行する人は減少している、というのが現状です。

ちなみに、間違って通報してしまうことを恐れて、ためらい通報しないでいたために、死に至った子どものケースは今までにたくさん生じているとのことです。

あなたの善意が子どもを救う第一歩につながるのです。

と、児童虐待防止の活動をしているNPO法人さんのHPに書いてありました。

 

実際に児童虐待で逮捕された親(保護者)にはどんな罰則があるのでしょうか?

罰則

児童虐待防止法上の罰則規定

1年以下の懲役または100万円以下の罰金(これ以外にも暴行、傷害、強要等の罪が成立する可能性あり。)

死亡させた、などの罪になると「傷害致死」や「「殺人」の罪にあたることとなり、虐待防止法とは話別になってきます。

言い換えれば死んでしまったりしない限りにおいては、かなり軽い刑にしかならないのが現実です。

だからこそ、継続的に虐待をしてしまう、そして気づいたら死んでいた。という流れの事件が後を絶たないのです。

〈スポンサーリンク〉


 

問題点は課題で山積み

社会主義国家のように、罰則を強化すれば良い、ということではないですが、あまりにも罰則が弱すぎる気もします。

それと比例するように、社会による「抑止力」も弱いということが問題点となっています。

問題点

【現状】

虐待の通報件数は、年間で約5万件超といわれています。

死亡してしまう子ども、は年間数十人とも。

 

【問題点】

・警察が積極的に虐待事案の発見、保護、検挙活動に消極的

・虐待を繰り返す親に対する「監視・指導・治療」が不十分で消極的

・刑罰による抑止力が不十分で消極的

子供も日本国民の一人です。

「家族」という枠組みの中での治外法権が成立しているワケではありません。

そう考えると、権利主張がまだ十分にできない国民(児童)を、国がどこまで制度設計をし、守っていくのか?その気概があるのか?という点が問われてくると思います。

 

今回の記事に関連する「児童福祉」の記事↓↓

保育園無償化は不公平でずるい?所得制限なしでいつから始まる?

〈スポンサーリンク〉





最近読まれている記事↓↓

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)