発達障害は頭が大きいし言うこと聞かない大人って本当?特徴を知り対応を 

発達障害という言葉。一般社会で暮らしていても、なんとなく聞いたことのあるフレーズ。

ちなみに「発達障害」と一言でいっても、実は種類が色々あるため混乱しがちです。

発達障害とは、以下のイメージで捉えると分かりやすくなります。

大人社会で生きていると、「この人話聞いてんの?」だったり、「この人いつもミスばっか。」だったりを感じる人がいることもあるでしょう。

ですがもしかすると、その人は大人の発達障害の可能性があります。

大人の発達障害は「A-ASD」とも呼ばれ、近年では本人もそれに気づくことが多いです。

結論から言うと「A-ASD」の人が、こちらの言うことを聞いてくれなかったりするのにはワケがあります。そしてそのワケとは、そもそも脳の作りが違うという原因から来ているのです。

ここでは簡単に、大人の発達障害「A-ASD」についてまとめていますので、対応の仕方として、是非とも参考にしてみてください。

ASDは正確精密好き!

一般的に人はアバウトで適当ですが、ASDの場合は正確で精密なのがお好きです。

例えば、普通の日常会話だと・・

「今日はどうやってここまできたの?」

「電車で来ました!」

という形で会話は終わります。

ASDの人の場合は同じ質問であっても以下のような返答になりがちです。

そんな詳しく聞いてないから・・。となりがちですが、それはコチラサイドの価値観でありASDの人にとっては正確精密に伝えることが当たり前なのです。

逆を言えば、ASDの場合、アバウトにものごとを伝えるのが苦手という側面があります。

こうした具合にASDだと「なんか人と違うような気がする・・」と感じる場面が多いのが特徴的です。

ASDの特徴

ASDの人たちは、「空気が読めない」とか「なんか変」とか、よく言われてしまいます。

そして、ASDの人たち自身は自分のことを「なんか人と違うかも…?」そして、自分のことを宇宙人だなんて言ったりします。

ASDの診断をする際には、3つの特性と2つの違いがあることが根拠となり、詳しくはそれぞれ以下のとおりです。

3つの特性

  • 社会性(対人関係)
  • 社会的コミュニケーション
  • 社会的イマジネーション
2つの違い

  • 感覚の違い
  • 能力の凸凹

こうした特性や違いの元、ASDと診断されます。

でもそれだけだど何か微妙ですよね・・。実はASDの人には脳の作りにも特徴があるのです!

ASDの脳の働き

結論からいくとASDの場合、「扁桃体」の働きが大きく、「前頭前野」の働きが小さいという特徴があります。


【扁桃体】・・・感情的な部分をコントロールする


【前頭前野】・・・感情の調整やものごとの整理をする

具体的にはこんな感じでしょう・・

↓↓

ASD・ADHDの人たちが、混乱しやすかったり、感情のコントロールが苦手だったり、パニックに陥りやすい特性があるのはこうした脳の働きの違いからきています。

さらには、「視覚」は優れていますが「聴覚」の働きは鈍いという特徴もあるのです。

コミュニケーションにおいては、こちらの言っている言葉を理解していると過大評価しがちであるのはこうした違いからきています。

ASDの聴覚野の特性をみると、言葉の意味よりも、音韻に捉われる傾向が強いので、視覚的な情報提示の必要性を十分考慮することが大切です。

聴覚反応の遅れは、パソコンの情報処理と似ています。言葉というコマンドを増やせば増やすほどフリーズする(固まる)可能性が高くなるのです。

ASDの考え方や捉え方

こうして見てみると、なぜASDの人が一般的な人と異なるのかが分かります。

ちなみにASDの場合、「シングルフォーカス」という特徴が顕著に現れるのです。

シングルフォーカスとは簡単にいうと「1つのことにしか焦点が当てられない視野」であり、マルチタスクをもっとも苦手とします。

例えば・・

【ASDじゃない人が見てる風景】

【ASDの人が見てる風景】

これだけ違いがあります。

この場合、エイ以外のことを話されてもASDの人にとっては「?」なわけです。

もはや会話に行き違いが出るのは当然ですね・・。

ASDは生きづらい

ASDかそうじゃないかは見た目で判断することはできません。

たまたま脳の働きが違うだけなのに、少数派として存在してしまうため周りの理解を得られず誤解され疲弊していきがちです。

その結果、ASDは他の精神病を合併してしまう「重ね着症候群」に陥りやすくなります。

【生きづらさ・・】

我々が支援できること

こうした違いをサポートするのは大切なことですが、もっと大切なことはASDの人たちへバリアフリー化をはかることです。

前述の通り、ASDは「シングルフォーカス」「正確精密が好き」という特徴がありました。

要するに、全体でものごとをアバウトに捉えて見ることが苦手です。

ということで、「見える化」と「正確な指示」を意識し、ASDの人たちにとってのバリアフリー化をしていきましょう。

見える化

正確な指示

まとめ

ASDとそうでない人では脳の働きに決定的な違いがあります。

これはどうも出来ないことであり、本人の責任でもありません。

支援者としてできることは「見える化」と「正確な指示」です。

こうした手法を用いて「ASDのバリアフリー化」を目指しましょう。

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