旧優生保護法をわかりやすく!きっかけや対象者とは?

障害者の人々に不妊手術を強制した旧優生保護法。

国会で審議されていた1948年当時、日本を間接統治していた連合国軍総司令部(GHQ)が、この法案に「強制不妊の対象」として盛り込まれていた大半の疾患の遺伝性について再三にわたり「医学的根拠が不明」だと批判していました。

この度、GHQの記録が表に出てきたことにより、GHQはこの法案を、ナチス・ドイツの断種法以上に問題視していたことが判明したのです。

ぶったぎり君

ここ数年、旧優生保護法ってすごい頻度で聞くよね。

まなぶ君

最初にニュースで聞いたときは、何かを守る法律かと思っていましたが、むしろ逆の感じだったのに驚いたのを覚えています。

ぶったぎり君

人間の多様性を認めない、そんな法律だったことがわかるよね。

現代では「ダイバーシティ(多様性)がー!」とか当たり前のように言われている時代だから、今の時代、旧優生保護法なんて信じられない!って感覚の人が大半なんじゃないかな。

まなぶ君

少し気になるのが、その時代その時代で”正義”や”価値観”というものは変容していきます。

たしかに現代では考えられないような法律ですが、当時の日本の空気からしたらどのような空気感だったのでしょうか。

ぶったぎり君

まぁ何か考えやきっかけがなければ、こういった法案はあがってこないからね。

きっとその当時はその当時の時代背景のうえで、法案をごり押しした背景があると思うよ。

それが良いとか悪いとかは置いておいて。

まなぶ君

でも不思議なものです。

この法案が出来た時は、日本はまだGHQに統治されていた時代です。

しかもそのGHQがこの法案成立に反対したにも関わらず、結局成立しています。

まぁ民主主義が機能していたといえばそれまでですが、もっとGHQは日本に対するパワーを持っていたのかと思っていました。

ぶったぎり君

たしかに天下のGHQ様!ってイメージだったけど、意外と強制力がなかったとしかいいようがないよね。

まなぶ君

正直内容を詳しく知らないのでこれ以上は何も言えないですが。

ぶったぎり君

そうだね、まずはこの「旧優生保護法」がどの程度の内容の法律だったのかを知ってから、いろいろ考えていった方がよさそうだね!

まなぶ君

お願いいたします。

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旧優生保護法をわかりやすく

優生保護制度・・

「優れ生きる」を「保護」する制度・・

なかなかの法律であることが言葉を取ってみただけでも感じ取れます。

旧優生保護法

●1948年施行

●遺伝性疾患やハンセン病、精神障害などを理由に本人の同意がなくとも、不妊手術や中絶の実施をしてもいいと、国が認めた制度

●全国で手術を受けたのは約8万4千人。うち、約1万6500人は同意なく不妊手術をされた(日弁連)

●1996年、「母体保護法」に改正され、優生手術の規定は廃止された

●目的:優生学上不良な遺伝のある者の出生を防止すること。

また妊娠・出産による母体の健康を保持すること。

ぶったぎり君

「優生学上不良な遺伝のある者」・・

このフレーズが今の時代では考えられないよね。

まなぶ君

ですが、それが議論されていいという社会的空気の土壌があったということでもありますね。

この旧優生保護法の前には、もっとストレートな法律がありました。

国民優生法

●1940年成立

●目的:国民の資質向上

●ナチス断種法にならい成立

●この法律自体は、ほとんど機能しないまま敗戦を迎えた

ぶったぎり君

第二次大戦に負けてから、国民優生法を形を変えてなんとか残そうとした感じだね。

まなぶ君

大戦前とは、また違った意味でこの法律が動き出しています。

 

法案が出来るきっかけ

なぜ旧優生保護法のような法律を、GHQの圧力を押し切り成立させたのでしょうか。

そこにはこんな理由がありました。

理由

●1945年の第二次大戦の敗戦後、日本は食糧も家も不足している中でベビーブームが始まりかけていた

●国としては生まれる子どもの数を減らしたかった

●どうせなら、健康な子どもだけが産まれるように。障害をもつ人に子どもを産ませない。そういった思想の中でこの規定が設けられた

今でこそかなり衝撃的な法律ですが、もっと衝撃的なことは、この法律が1996年まで普通に存在していたということです。

ぶったぎり君

1996年とかついこの前やんけ!

まなぶ君

知らなんだー。

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旧優生保護法と差別

何年か前に、障害者施設での殺人事件が起きたのは、まだ記憶に新しいところです。

この「旧優生保護法」が存在したせいで、今の世の中のような「差別」意識の社会が始まってしまったという人も多数存在しています。

本当にそうなのでしょうか?

ぶったぎり君

正直思うのは、差別意識というのはどの時代にも絶対的に存在していたと思うんだ。

その人間性を巧みにつかったのがナチスのやり方なわけだし・・。

まなぶ君

わたしもこの「旧優生保護法」が仮に存在しなかったとしても、今現在に差別意識は存在していたでしょう。

障害者施設の殺人犯は、この旧優生保護法をもとに事件を起こしたわけではありません。

あれは彼のただのエゴでの人殺しです。

そもそも旧優生保護法を知らなかったでしょうし。

ぶったぎり君

こういった話を突き詰めていくと、「障害者施設」自体がもはや区別をしている組織ってことにもなりかねないよね。

言い出したらきりがない。

人間完璧には存在できないからこそ、当時の旧優生保護法という過ちをしっかりと反省し次に活かした形で、人類としても進んでいきたいよね・・。

 

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