2018年、平昌で冬季五輪が行われています。
情報番組では、昨年末までの北朝鮮情勢の緊張がウソだったかのような、北朝鮮と韓国との融和ムードの報道でもちきりです。
ピョンチャンオリンピックではなく、ピョンヤンオリンピックだ!などど揶揄されている今回のオリンピック。
問題は、このピョンチャンリンピックの閉幕後に、アメリカが北朝鮮に対しての何らかの攻撃を仕掛けるのではないかと噂されている点です。
もしそうなれば、北朝鮮崩壊後の世界の勢力図にはいくつかのパターンになると予想されます。


私は、金正恩氏の妹さんが委員長になるのであれば、北朝鮮に移住します。

(うわぁ・・一番安易な考えだよそれ・・)
もし五輪閉幕後に、噂通りアメリカの先制攻撃があった場合、北朝鮮のその後の体制はどのようになっていくのでしょうか?
北朝鮮崩壊後のイメージ
まず北朝鮮崩壊という言葉には2つの意味があります。
①北朝鮮という国そのものがなくなる
②北朝鮮の国の在り方がガラリと変わる
「①北朝鮮という国そのものがなくなる」についてですが、この可能性は極めて低いです。
もしアメリカが北朝鮮を攻撃し、アメリカ領にしてしまえば、それはただの侵略であり、世界からの批判の声も多くなるからです。
「②北朝鮮の国の在り方がガラリと変わる」こちらに関してですが、可能性大です。
現行のキム一族ではない誰かに政権を任せ、監視していく方法と、
アメリカや韓国、中国やロシアなどの隣接国が共同で管理していく、
といった方法が考えられます。
北朝鮮の存在が世界のバランスをとっているワケ
参考
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出展:GoogleMAP(https://www.google.co.jp/maps/place/北朝鮮/)
北朝鮮という国は、大国の中国とロシアに接しています。
世界というのは、国同士の利権や国土の奪い合いです。
その考えは現代でも何も変わっていません。
中国とロシアからしたら、朝鮮の国土にあまり魅力はないし、正直このまま現状維持でもあまり問題ありません。
ですが、ここにアメリカという国が押し寄せてきています。
アメリカは韓国と軍事協定を結んでいるので、もはや韓国に上陸しているといっても過言ではありません。
そのアメリカが、韓国の真上の北朝鮮まで上陸してしまうと何が起きるか?
すぐ横の中国やロシアまで手の届く距離に来てしまうのです!
中国やロシアからしたら、あの軍事大国のアメリカが歩いてこれる場所まで来てしまうのです!
ユーラシア大陸で好き勝手したい中国とロシアにとってそれは、かなりの不都合になります。
それにそうなれば何かのはずみで、この3大国が戦争になってしまう可能性もはらんでします。
ですので、現在のような緊張した形によって実はアメリカ・中国・ロシアのバランスが保たれ、平和が続いているのも事実なのです。
アメリカ・中国・ロシアはどうしたいのか

アメリカ人には「マニュフェストディスティニー」たる考えがあります。
簡単に言うと、西へ西へいくのが運命づけられている!というものです。(大変迷惑な話ですが。)
なので、日本を超えて、大陸の方にすそのを広げたいのは当然です。
中国は中国で「一対一路」という考えをもっています。
中国を中心に世界を幸せにしていくぜ!そのための侵略ならいとわないから!
といったこちらも迷惑な話です。
ロシアはロシア帝国の完成!的な考えがあります。
ロシアは広大ですからね、ヨーロッパにもアジアにもちょっかいを出し、隙をみて併合したりしてきた国です。(まぁ一般のロシア人は親日が多いのでありがたい話ですが。)
要するに、この3大国は現状よりももっともっと覇権を広げていきたいのです。
実は一番の問題は北朝鮮という国ではなく、それを取り巻く3つの大国の思惑なのです。
筆者としては


北朝鮮としては、小国ながらもそんな大国たちの思惑に揺さぶられないように、核ミサイルを持ち始めたんだ!
アメリカも中国もロシアも核ミサイル持っていいのに、ほかの認められていない国は持ってはいけないという国連のルールに一石を投じる形でね。

なかなか根が深い問題だったのですね。
ある意味、自国を守ろうとする気持ちは察しますが、自国の人たちを粛正という形でバンバン殺してしまっている現状は全く認められませんね。
どんな世界でも世の中でも、バランスを保つということが平和を維持する一番のアイテムなのかもしれません。
ただ今回の北朝鮮のいかくは、それ自体が世界のバランスを崩してしまい、本末転倒な結末に向かっているというのは明白です。
大国に左右される国は北朝鮮だけではない・・シリア問題についての記事はコチラ
今回のオリンピックがまさかこんな形になるなんて、年明けには考えられなかったよね。
なんか金正恩氏の妹さんの報道の方が、メダルがうんぬんよりもガゼン多いし。