捕鯨問題のわかりやすい争点を解説!賛成?反対?日本がとった解決策は?

2019年6月30日、日本はクジラの資源管理を担う国際捕鯨委員会IWC)から脱退しました。

これまで日本は、商業捕鯨再開を目指して反捕鯨国と議論を重ねてきたが、こう着状態が続いており、将来の展望が描けないと判断。

この脱退に伴い、翌7月1日には日本の領海と排他的経済水域(EEZ)内で、およそ31年ぶりに国際捕鯨委員会が認めていない商業捕鯨の再開に踏み切ります

ぶったぎり君

僕たち30代半ばだとクジラってあまり食べる機会がなかったよね。

まなぶ君

そうですね。

少し上の世代になると、普通にお店で売ってたり、給食でよく食べたなんて話を聞きますが。

でも、今回のような脱退をする前から、居酒屋のメニューで普通に置いてあるところもありましたよね?

ぶったぎり君

たしかに、居酒屋によってはクジラ肉を置いてるところはこれまでもあるね。

今回の脱退の件を知れば、この辺りのややこしさも同時に解決できそうだ。

まなぶ君

ついでなんで、クジラは食べるけどイルカは食べない理由も知りたいですね。

ぶったぎり君

いや、イルカを食べる文化も日本にはあるんだよ。

まなぶ君

ファッ!?

まぁ考えてみればクジラを食べるのにイルカを食べない理由はないですよね・・

というかクジラとイルカって何が違うのでしょうか。

多方面に話が飛びましたが、すべてを分かりやすく教えてください。

〈スポンサーリンク〉


捕鯨問題のわかりやすい争点を解説

捕鯨問題を知るためには、まず登場人物を掴む必要があります。

簡単にいうと登場人物は以下の通りです。

  • 日本
  • 国際捕鯨委員会
  • 反捕鯨団体

日本はその名の通り、私たちが住んでいるこの国です。

国際捕鯨委員会とは、捕「鯨資源の保存及び捕鯨産業の秩序ある発展を図ることを目的」として作られた国際機関のことです。

注意が必要なのは「捕鯨禁止!」をうたっているわけではなく、クジラを乱獲しないように、捕鯨産業の秩序を守っていきましょ!という意味合いの機関だということ。

そして、反捕鯨団体とは、国際捕鯨委員会とはまったく関係のない「クジラかわいそうだから捕鯨すな!」という運動を独自的にやっている団体のことです。

ぶったぎり君

で、今回この国際捕鯨委員会を日本が脱退したわけですが、これは日本がこれからクジラを乱獲していくぜ!という意思表示なの?

そうではありません。

日本は海洋国家なので、昔から海で捕れる魚やクジラを普通に食べてきました。

他の国とは、歴史のレベルが違い、もはや上手くバランスをとりながら捕獲量を調整するプロです。

なので、これまでマグロが近海から減ってきたとなれば、マグロの捕獲量を減らしたり、逆にマグロがたくさん増えすぎたとなれば、たくさんマグロを捕獲したりと、海の生態系が崩れないようにやってきました。

まなぶ君

そのへんの忖度はさすがですね。

クジラについても同じようにやってきたのですが、国際捕鯨委員会に加入し、クジラの捕獲量を調整できないでいる間に、めっちゃクジラが海に増えてきてしまい、それにより近海の生態系がおかしくなりそうになってきたわけです。

クジラだけを守るために、他の魚が絶滅していくのは本末転倒というわけで、「ちょっとやっぱりこれからは、昔みたいに自分たちで近海の生態系バランス調整しますわ!ってことで国際捕鯨委員会を脱退します。」となりました。

ぶったぎり君

これでいくと、そもそもの国際捕鯨委員会の目的とマッチしているように思えるけど。

脱退する必要なくない?

と、見るのが自然ですが、いくつもの反捕鯨団体など、そもそも「捕鯨自体に反対」する勢力もいて、国際捕鯨委員会に入っていると何かと面倒くさいのです。

国際捕鯨委員会に入ってなければ、「はい何でしょう?あなたに関係ありますか?うち未加入ですし。」となれます。

まなぶ君

ということは、この捕鯨問題の争点は、そもそもクジラが減らないようにするため「鯨資源の保存及び捕鯨産業の秩序ある発展を図ることが目的」だったにも関わらず、いつしか「クジラが可哀想だからとっちゃダメ!」に変わってきてしまったことで、日本としては「え?なんか最初と意味合い違ってきてないすか?だったら脱退します。」という流れになったことですね。

捕鯨問題は水産庁のホームページで簡単に学べる

ここまで解説しておいてなんですが、水産庁のホームページにいくと、捕鯨問題について分かりやすく書いてあります。

【参考記事】水産庁ホームページ

ひとつ例を挙げますと・・

  • 日本が絶滅危惧種のクジラを捕るのはなぜ?

→日本が捕るクジラはミンククジラやマッコウクジラなどの豊富なクジラに限っている。絶滅危惧種であるのはシロナガスクジラであり、シロナガスクジラに関しては積極的に保護に取り組んでいる。

こんな形で疑問への回答が書いてありますので、是非とも参考にしてみてください。

当サイトの記事でパパっと済ませたいというあなたは、以下も続けて読み進めてみてください!

〈スポンサーリンク〉


捕鯨問題の歴史|調査捕鯨と商業捕鯨のちがいまで

前述した通り、国際捕鯨委員会は捕鯨禁止のために作られた国際機関ではありませんでした。

しかし、1982年にシロナガスクジラの絶滅が懸念されると、国際捕鯨委員会は13種の大型鯨類の商業捕鯨を禁止したのです。

これにより日本は1987年、商業捕鯨から撤退しました。

ただし、南極海などで資源調査を目的に調査捕鯨はずっと行っていて、国際捕鯨委員会も調査捕鯨を加盟国の権利として認めているおり、調査後に解体した鯨肉の販売も認めていることから、クジラを食べられる居酒屋が普通に存在しているわけです。

ぶったぎり君

調査で余ったクジラ肉は販売していいってことだね。

ということで、今まで日本がクジラを捕獲していたのは、あくまで「調査捕鯨」のため。

ただ、それだけだともはやクジラが増え続けてしまい、他の魚にも影響が及ぶため、増えすぎたクジラを間引くために、国際捕鯨委員会を脱退して「商業捕鯨」を再開することにしたという歴史の流れです。

ちなみに、クジラとイルカの違いは、その「大きさ」だけです。大きい小さいによって、「クジラ」「イルカ」と呼び方を変えています。

捕鯨問題に賛成?反対?日本がとった解決策が脱退なのは正しかった?

捕鯨に関しては賛否が分かれます。

特に商業捕鯨となると、そもそも「食べるために」クジラを捕るので、「キャー!クジラかわいそう!」という人も多いのです。特に海外に。

ぶったぎり君

シーシェパードやグリーンピースなどの反捕鯨団体が有名なところだよね。

ここに関して水産庁の見解としては、以下の見解を示しています。

第一に、水産資源の持続的利用は、国際法上も謳われているものですが、現在は、鯨類という持続的に利用できる水産資源を利用できないという、矛盾した状況と言えます。科学的にも、法的にも正当な捕鯨が、国際的に認められている水産資源の持続的利用の原則に反して否定されてきたということが、そもそも問題なのです。

第二に、食は量さえ足りれば何を食べても変わらないというものではありません。世界各国の民族は、それぞれの生活環境、自然、そして歴史に基づく食文化を発展させ、維持してきました。クジラを獲り食べることは、そのような食習慣を有する地域の人々にとってかけがえのない文化なのです。

第三に、過剰保護による鯨類の増加が他の漁業資源に悪影響を与えている可能性があり得ることが、これまでの研究により示唆されています。特定の生物を過剰に保護することは、海洋生態系のバランスを崩し、私たちが食する他の水産資源にも影響を与えかねません。

要するに、その国にはその国の食の伝統や食文化があるから、逆に何が悪いの!?ていうか、増えすぎた海洋生物は間引いたりしてバランスとっていかないと、今度は他の魚が減っちゃうけど、そのへんどう思ってんの!?というご意見です。

まなぶ君

これに関しては、おっしゃるとおりだと感じています。

まぁただ、もしかして反捕鯨の人たちからすれば、クジラを食べることは私たちがかわいいワンちゃんや猫ちゃんを食べることと同じような感覚なのかもしれません。そう考えるとたしかにゾッとします。。

しかしながら水産庁が言ってるとおり、国には国の価値観があるので、価値観の押しつけはよくないです。

ぶったぎり君

こういう問題を見る度に思うんだけど、牛とか豚とかを食用として食べ始めたのって、捕鯨を反対している白人系の人々じゃん。

自分たちでほ乳類を食べ始めといて、よくそんなことが言えるよなと・・

まなぶ君

日本でもよくいますが、集団で反対活動をする方たちって、自分びことは棚にあげる傾向が強い気がしています。

〈スポンサーリンク〉


まとめ

  • 日本は国際捕鯨委員会から脱退した
  • 理由は近海の生態系を維持するためと、伝統的な食文化を復活させるため
  • 商業捕鯨の再開が正しいかどうかの賛否は分かれるが、もはやそこは国の価値観の問題でしかない

〈スポンサーリンク〉


〈スポンサーリンク〉


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)