生活保護はいつから始まった?歴史的背景や年表で昔を知り今の問題を知る!

生活保護制度。

年に数回は、なにかと話題にあがるこの生活保護制度。

受給者の不正受給という問題に限らず、近年では役所職員が、亡くなった生活保護者を生きているように見せかけ生活保護費をねん出し、自分のポケットに入れてしまうという犯罪まで多くなってきています。

そんな生活保護制度ですが、いったいいつから始まったのでしょうか。

ぶったぎり君

生活保護制度って、ここ数年で一気にメジャーになったよね!

まなぶ君

本当は収入があるにも関わらず生活保護をもらうという、”不正受給”問題が頻発したことが大きな要因でしょう。

ぶったぎり君

「健康で文化的な最低限度の生活」、これって憲法にかいてある条文なんだけど、この理念を達成するために生活保護法は成り立っているんだよ。

まなぶ君

な、なるほどですね。

「健康で文化的な最低限度の生活」ですか・・

またコレ解釈によってまちまちな考え方になってしまいますね・・。

ぶったぎり君

どゆーことー??

まなぶ君

生活保護問題には、不正受給に加え、生活保護費でパチンコにいくことは是か非か?という問題がよく取り沙汰されます。

生活保護受給者からしてみれば「おれらはパチンコすらダメなのかー!!」という声もあります。

ここで、「健康で文化的な最低限度の生活」という理念に立ち返ってみると、パチンコとはギャンブルでもあり、ある種の趣向でもあります。

文化的な生活というのは、”人間らしい楽しみ”という概念も、もちろん入っていると思いますので、パチンコはそれに該当するのではないかと・・・

ぶったぎり君

パチンコとかギャンブルが、「文化的な最低限度の生活」に当てはまるかって視点の問題だね。

世間的には認めないって人も少なくないけど、「認めろー!!」っていう弁護士団体も多く存在しているよね。

まなぶ君

何かもうこうなってくると、倫理観の問題ですね。

ぶったぎり君

あとはその受給者のキャラクターにもよるよね。

正直すごい謙虚でいい人だったら、パチンコに行ってても、「まぁいいんじゃない?」って感じやすいよね。

考えてみれば、昔実家の近くにシャブ中のおじさんが住んでいたけど、あおの人も生活保護受給者だったんだろうなぁ。

まなぶ君

結局、生活保護受給者がうんぬんというよりかは、受給しているその人の”人間性”で、判断が左右されそうです・・。

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生活保護はいつから始まった

現行の生活保護法は、1946年9月9日に交付されました。

そして、1950年5月4日に、連合軍総司令部の指導の下、厚生省社会局保護課長の小山進次郎の主導によって全面改訂がなされ、同時に施行されました。

ぶったぎり君

この全面改訂を指揮した、厚生省社会局保護課長の小山進次郎さんは、当時のイギリスの制度を参考にして作ったと言われているよ!

ちなみに、参考にしたイギリスでの制度名称は「Income Support」。

すなわち「所得補助」って意味なんだ。

まなぶ君

イギリスの「所得補助」制度をオマージュして作ったのが、日本の「生活保護制度」だったのですね。

 

歴史的背景や年表

ここからは「生活保護制度」の歴史的背景を読み解いていきます。

日本で生活保護法が出来る前には、「恤救(じゅつきゅう)規則」という生活保護法の元となっていく福祉制度がありました。

歴史的な流れを見ていきましょう。

生活保護制度が出来るまで

①1874年(明治7年)、イギリスの救貧法を参考に、日本では「恤救(じゅつきゅう)規則」が出来る。

この規則の内容は「労働能力がなく、極貧で扶養者のない人に、五十日以内に限りわずかな現金を給付する」というものでした。

※全国で1万人いたと言われています。(当時の人口:統計なしのため不明、おおよそ5000万人以下)

 

②1929年(昭和4年)、「救護法」という法律が、「恤救(じゅつきゅう)規則」にとって代わるような形で成立しました。

こちらも「労働能力がない」といういう状態が一つの基本となっています。

・対象:65歳以上の老衰者、13歳以下の幼児、妊産婦等、貧困のため生活できない人

・内容:基本、居宅にいながらの扶助を行い、それが無理な場合は施設で保護

※全国で20万人いたと言われています。(当時の人口:約6400万人、人口の0.3%)

 

③1941年(昭和16年)、「医療保護法」が出来る。

医療費を払えない者に対して、医療サービスを受けられる医療券を発行するという制度。

 

④1946年(昭和21年)、旧生活保護法(最初の生活保護法)が出来る。

この時の、生活保護受給の扶助種類は5種類しかありませんでした。

※日本国内のすべての在住者が対象(外国人も受けられる。)

 

⑤1950年(昭和25年)、現行法の「生活保護法」が出来る。

扶助の数も過去最大の8種類となり、出産から医療、葬祭に至るまで、人生を網羅した内容となっています。

※国籍条項が追加された(外国人が受けられなくなる。)

 

⑥1954年(昭和29年)、「人道的見地」から、生活に困窮者する永住外国人や日本人配偶者などの外国人も受けられるようになる。

 

これらは日本の近代化が進み始めた頃から誕生したものですが、突き詰めれば、江戸期の徳川綱吉の時代、「生類憐みの令」があります。

この生類憐みの令は、動物だけを対象とした保護であると思われがちですが、実際は人間の「捨て子や捨て病人」も含まれていました。

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生活保護制度の現状の問題

ここまで現行の生活保護法がどういった流れで出来てきたかを見てきました。

ざっくり見てきても、現行の生活保護法が今までの歴史の中で、最強と言えます。

生活保護受給者数は、第二次世界大戦後の混乱期で、約204万人でした。

そこから経済成長をしていく中で、徐々に減少していきました。

しかし、1995年に約88万人と底をついてからは、再び上昇傾向が続き、2017年では約216万人にのぼっています。

・戦前は「労働力がない」という事がひとつのキーワードになり、生活保護的な制度が受けられる受けられない人がはっきりしていた。

・そもそもイギリスの「所得補助」制度を参考に生活保護法は作られた

現状では「労働力(働く能力や健康状態)」があっても、比較的簡単に生活保護は受けられます。

そして、どちらかというと「所得を補助する」という概念ではなく、収入がゼロの人が生活保護費を全額受給するといったことの方が基本的に多いです。

労働意欲がないだけで簡単に受給可能な現状が原因なのか?

役所がしっかり受給させる人、させない人を見極めていないことが問題なのか?

時代と共に「生活保護」の捉えられ方が変容してきているからなのか?

人それぞれに違った解釈があると思いますが、しばしば、困窮で水や電気を止められ餓死してしまった家族などがニュースで取り沙汰されることがあります。

本当に生活保護を受給するべき状況にある人には、確実に受給させてあげられるような仕組みをまず大切にしてほしいです。

 

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