更生施設の対象者と生活保護との関係は?

「更生施設」という存在を聞いたことがあるでしょうか。

全国に19か所、東京都内にはそのうち9か所の更生施設があります。

一体どんな人が入所しているのでしょう。

ぶったぎり君

更生施設ってすごい名称だよね。

まなぶ君

「更生」・・

調べてみますと更生とは、「もとのよい状態にもどること。」「生きかえること。」とあります。

悪いものから良いものへというイメージの漢字ですね。

ということはやはり更生施設には、悪い人が良くなるために入っているという認識でいいのでしょうか。

ぶったぎり君

そうだね。

一通りのニュアンスは合ってると思うよ。

でも決して、「悪いもの」=「犯罪者」ということではないんだよ。

まなぶ君

な、なるほどですね。

では他にはどんな人たちが更生施設にはいるのでしょうか。

ぶったぎり君

身体上や精神上での支援や生活指導が必要な人たちだね。

まなぶ君

ほぉ、なるほど。

そうした人たちは自身でお金を稼ぐことが困難そうですが、更生施設での支援や生活指導ましては、住居費などはどうやって支払うのでしょうか・・。

ぶったぎり君

簡単に見ていこう!

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更生施設とは

 

更生施設の目的

更生施設は、生活保護法第38条第3項に基づく保護施設で、

「身体上又は精神上の理由により、養護及び生活指導を必要とする要保護者を入所させて、生活扶助を行う」

ことを目的としています。
施設では、居室・食事等の提供・生活用品貸与をはじめ、生活に必要なものを現物で提供し、さらに、自立した地域生活を営めるように生活指導・健康指導等の支援を行います。

 

対象となる者

社会福祉法( 昭 和 2 6 年 法 律 第 4 5 号 )第 1 4 条 に 定 め る 福 祉 に 関 す る 事 務 所 の 長
(福祉事務所長) が 、 施 設 の 利 用 を 認 め た 者 。

 

簡単にいうと、精神障害や身体障害の理由で、養護だったり生活指導だったりを必要とする「要保護者」が生活扶助を受けることが出来る、入所タイプの施設のことです。

また、最終的には、その者の社会復帰を目的にしている施設ということなので、救護施設に比べて、精神障害・身体障害の程度は軽いのも特徴の一つです。

 

さらに具体的に入所している方のバックグラウンドを見ていくと、「売春」、「犯罪」、「放浪」、こうした過去などにより、一般人として正常な生活だったり、就業が不可能な状態にあると認められる人が対象となります。

入所した人たちは、今後の社会復帰に向けて必要な職業訓練や、協調した社会生活に向けた生活全般の指導を受けます。

そうした訓練や指導を受け、自助の精神や家族生活に必要な知識を涵養するようにしていきます。

 

また、退所後には、ハローワークなどの職業紹介と連携し、経済的自立に向けた精神的な援助もしていきます。

 

東京都内での更生施設一覧

 

ぶったぎり君

「売春」、「犯罪」、「放浪」などの経歴がある人が入ることができるんだね。

まなぶ君

入ることが「できる」といいますか、入らざるを得ないのではないでしょうか・・。

ぶったぎり君

ひとつの更生施設の定員って結構な数の人がはいっているんだね。

まなぶ君

そういった経歴をお持ちの方が、一か所に100人単位で暮らしているというのは、もし近隣住民だとしたら少し不安です・・。

 

更生施設と生活保護との関係

更生施設と生活保護には密接な関係があります。

そもそも更生施設は、生活保護法に基づく保護施設のひとつです。

(※更生施設は第1種社会福祉事業です。)

 

ちなみに生活保護法に基づく保護施設として他には、

 

救護施設

身体上又は精神上著しい障害があるために日常生活を営むことが困難な要保護者を入所させて、生活扶助を行うことを目的とする施設。

 

●医療保護施設

医療を必要とする要保護者に対して、医療の給付を行うことを目的とする施設。

 

授産施設

身体上若しくは精神上の理由又は世帯の事情により就業能力の限られている要保護者に対して、就労又は技能の修得のために必要な機会及び便宜を与えて、その自立を助長することを目的とする施設。

 

宿所提供施設

住居のない要保護者の世帯に対して、住居扶助を行うことを目的とする施設。

 

といった保護施設があります。

 

 

また、更生施設に設置されている職員としては次のような方々がいます。

生活指導員、作業指導員、医師、看護師、保健師、作業療法士(OT)、心理判定員、職能判定員、栄養士、調理員、事務職員。

 

居住が出来て、訓練や支援が受けられる、さらには専門のサポートスタッフが充実している。

そんな手厚い待遇の更生施設、運営費は国の税金から捻出されています。

 

ぶったぎり君

要するに、社会生活がちょっと厳しそうだよね・・って思われる人が、しっかりと社会生活ができるよう更生してあげる、そんな施設なんだね。

まなぶ君

人間そんなに簡単に変われるものではありません。

ぶったぎり君

実際的には、精神障害や身体障害を持っていなくても、単身で生活保護を受けようとする人が入っていることも多いよ。

まなぶ君

ようするにこのままでは社会不適合と想定される人ならだれでも入れるのですね。

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更生施設は必要か

そんな更生施設ですが、日本にとって必要か否か。

福祉の考えでの支援とは、「自分で出来る事を増やしていく」ことが基本となります。

協調した社会生活を送るためには、世の中のルールをひとつひとつ守っていなかなければなりません。

10個指導して10個出来る方は皆無でしょうが、10個指導して1個出来るようになるかたはいる可能性があります。

 

やらないよりかは、やった方がマシ。

ないよりかは、確実にあった方がマシ。

 

と言えるでしょう。

 

ぶったぎり君

普通に暮らしていると中々気づかないことだけど、僕らは納税という手法を持って、こういった人たちを陰で支えているってことなんだよ。

まなぶ君

納税って優しさを分け与えることができる一つの手段なのですね。

ぶったぎり君

なんか財務省の納税キャンペーンみたいになっちゃったけど、間違いではないかな。

 

 

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