WTOとはをわかりやすく簡単!加盟国や政府調達の基準額も併せて解明!

2018年9月18日、中国商務省はアメリカ政権が、中国製品(2000億ドル相当)に対し、10%の関税を課すと発表したことに対して、世界貿易機関(WTO)に申し立てを行ったと明らかにしました。

 

ぶったぎり君

トランプさんのプロレス会見みたいなディールは、まさにお家芸になってきてるね。

まなぶ君

はい。

内容としては、まず明らかに相手に不利なことを言って、ケンカを売ります。

そして少しずつ譲歩していき、相手に意見を飲ませます。

まさにディールですね。

ぶったぎり君

国家間も”ビジネス”と捉えた方が分かりやすいね。結局戦争も国家間のビジネスの延長にしかすぎないのかも。

まなぶ君

そんな事より、国家間の問題でたびたび話題にでてくる「WTO」とは一体なんのことでしょうか?

ぶったぎり君

WTOは、貿易に関連する様々な国際ルールを定めている機関のことだよ。

これからますます聞くことになりそうなWTOだからね、ここでもう少し詳しく歴史や発展した経緯を見ていこう!

まなぶ君

シクヨロ~

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WTOとは

(出展:Wikipedia)

 

1994年に設立が合意、1995年1月1日に設立された国際機関。

WTOとは、「世界貿易機関(World Trade Organization)」の略称で、世界の貿易の自由と公平を促進するために作られた国際機関のことです。

 

 

WTOの役割

世界各国で行われている貿易が、自由で公平なものであるかどうかを評価。

その上で、自由貿易の障害となっている制度や行為をおこなう国と交渉。

改善を図ってもらったり、制度を改善しない国をWTO加盟国全体で処罰したりします。

 

ぶったぎり君

国際的に貿易に関するルール作りをして、国同士が変なことにならないようにしようってことで作られた機関なんだね。

まなぶ君

国同士が変な事ってどんなことですか?

ぶったぎり君

そもそもWTOが出来たのには、国同士で変なことがおきてしまったことが原因なんだ…

次で歴史的背景も踏まえて見ていこう!

まなぶ君

シクヨロ~

 

世界の貿易とWTOの歴史

(出展:Wikipedia)

WTOの歴史は突き詰めていくと、1929年に始まった「世界大恐慌」にあります。

アメリカを発端としたこの恐慌により、世界的に不景気の波が広がっていったのです。

 

世界の国々は、外国から入ってくるモノに対して高い関税をかけ、自分たちの国の産業を守ろうとします。

これがいわゆる「ブロック経済」と呼ばれるものです。

 

この頃は「植民地」という概念が当たり前にあったので、アメリカやヨーロッパ諸国は、その植民地をうまく使って貿易をコントロールしていきましたが、日本・ドイツ・イタリアは植民地をもっていなかったので、、「おれらも植民地を!」という自然な流れとなり、周辺国を攻め込み始め第二次世界大戦に入っていきます。

 

第二次世界大戦後、世界各国は保護主義的なブロック経済の在り方を反省します。

自分の国さえよければいいという発想は、やがて戦争につながっていくとの理解です。

 

関税を低く設定し、国と国とが自由な貿易を、そうグローバルな社会にしていこう!

 

という気持ちの中、1947年にWTOの前身となる「GATT(ガット)」と呼ばれる条約ができました。

GATTでは世界共通で関税に関するルールを決定。

 

1947年の最初の会議では、「23カ国で、45,000品目の関税引き下げ」について話し合われ、1986年からは、「123カ国で305,000品目の関税引き下げ」について話し合いがおこなわれました。

 

ちなみに日本は1955年の加盟です。

 

 

 

 

GATTは国際機関ではなく、暫定的な組織として運営されていきましたが、加盟国が増え規模が大きくなってきたことを受け、より強固な基盤をもつ国際機関として運営していく必要性が強く認識されるようになり、1994年に「WTO」の設立につながります。

 

 

 

ぶったぎり君

人類も一応反省を活かして少しずつ前に進んでいるんだね。

まなぶ君

どれだけ効果があったのかが謎ですが。

ぶったぎり君

ひとつ言われているのが、リーマンショックの時の世界的な大不況。

あの時も一歩間違えば世界各国が保護主義的な流れになって、やがてそれが世界戦争になっていってたとしてもおかしくなかったよ。

でもこのWTOがあったおかげで、そんなことにはならなくて済んだんだ。

まなぶ君

ほぇ~大事なんですねWTO。

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アメリカの対中関税について

アメリカは現在トランプ政権のなかで、”保護主義”をうたっています。

そして”関税”という手法を取り、中国に対してブロック経済的な手腕を発揮している流れです。

 

 

これは第二次世界大戦前と酷似している!?

 

個人的にはそう思いません。

 

 

まずアメリカが中国に対して高い関税をかけようとしている理由は、景気が悪いからではありません。むしろ世界的に現在は好景気ですので、第二次世界大戦前の世界恐慌の時とは土壌が違うのです。

これがアメリカが不景気だから中国に対して高い関税を!という流れであれば話は別ですが…。

なんだかんだ言ってまだまだ超大国のアメリカが、中国に世界1位の座を譲らないためにも、中国に対して高い関税をかけ、中国がこれ以上儲からないようにすることが主たる目的のひとつです。

そう考えると大戦前の関税の考えとは、かなり違って見えます。

 

ですが、一方でこの中国への”高い関税”が逆に中国の国力を上げてしまうのではないかとの見方もあります。

 

どういう事かと言うと、

 

一つ目は、巨大市場であるアメリカに安かろう悪かろうなモノの輸出をしづらくなった中国は、安くていいモノを作ることに集中し、やがては日本のように安くていいモノを大量に作れる国家になっていくのではないかという点。

 

2つ目は、巨大市場であるアメリカに輸出をしづらくなった中国は、アフリカや中東などに対してたくさんモノを売り始めるので、どのみち儲けることができ、国力も上がるという点。

 

ただ、中国がいいモノを作っていけるのか。

そして、人件費が高騰している中で、今までのようにモノを安く海外に売り続けることができるのか。

 

こうしたところを考えると、やはりアメリカの”関税”攻撃は少なからずダメージが大きいのではと感じます。

 

ぶったぎり君

最終的には10年後、20年後に結果がわかることだね。

まなぶ君

10年後、20年後ですかぁ…

私たちはその頃はもう初老です。世界はどうなっているのでしょう…。

ぶったぎり君

僕らが習ってきた歴史教科書と同じように、僕らもまた歴史を生きているんだね。

まなぶ君

そ、そうですね。

(なんや急に…)

 

 

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